矯正治療と歯磨き
「矯正治療中は歯磨きが大変!」とよく耳にしますが、まさにその通りです!
矯正治療中だけではなく、矯正治療前や矯正装置を外した後の歯磨きもとっても大切なんです。
詳しくお話しすると・・・
●矯正治療前
矯正装置をつけるとお口の中が非常に磨きにくくなってしまい、磨き残しが出来やすくなります。
装置をつける前に歯科医師や歯科衛生士のアドバイスを参考にご自身の歯並びに合った磨き方を身につけると同時に、磨き残しになりやすい部分や虫歯になりやすい部分を把握した上で毎日の歯磨きを心掛けて下さい。
●矯正治療中
磨きにくくなる事によって、お口の中の虫歯菌が治療前の約3倍に増加するといわれています。
歯ブラシを何本か使い分けてワイヤーの下や装置の周りを念入りに磨く必要があります。
また、食べ物がつまったり絡まりやすいので、食後は簡単にでも歯磨きをする時間を設けて、つまったものを取り除く必要があります。
歯磨き後にフッ素のジェルなどを活用して虫歯になりにくくしていくのもおすすめです!
●矯正治療後
治療中に増加した虫歯菌は装置を外しても、しばらくは増えたままの状態です。
装置が外れて磨きやすくなったからといって、歯磨きをおろそかにするとせっかくきれいに並んだ歯に虫歯が…という残念な事になってしまいます。
きれいな歯を保つためにも念入りなブラッシングを続けて頂きたいと思います。
歯科衛生士 後藤えり