横須賀市の矯正歯科医・麻由香の虫歯講座予防②
虫歯菌について
虫歯のなりやすさは遺伝だとお思いの方は多いですが、実は違います。
虫歯菌は数種類あります。
主な虫歯菌はミュータンス菌です。
実は、赤ちゃんの口の中にミュータンス菌はいません。
3歳までの間に成長過程で、主に母子感染(家族間)で感染します。
遺伝だと思われているのはこの為ですね。
家族間で同じ食器を使ったりする事で感染すると、言われています。
しかし、感染する期間は限られており、3歳までの間に感染しなければ一生感染せず、虫歯菌が少ない口腔内になる為、虫歯のない生活を送る事が出来るでしょう。
保護者の方の虫歯菌の数を一定量以下にコントロールすると、お子様に感染しませんし、虫歯菌のいるお子様でも、虫歯菌の数を減らす事で虫歯予防をする事が出来ます。
ここで虫歯菌を減らす方法ですが!!ご存知の方も多いでしょうが、キリシトールです。
キリシトールとは虫歯の原因となるお砂糖ショ糖使わない代用甘味料です。
虫歯菌は歯の表面に付着している磨き残し(飲食物に入っているショ糖)を栄養にして食事をして排泄物として歯を溶かす酸とネバネバを出しと一緒に歯面に付着します。
ここで、ショ糖の代わりにキリシトールを甘味料として接種することで、栄養不良になったミュータンス菌は衰弱するか、虫歯をつくれない善玉ミュータンス菌に変化します。
キリシトール100%製品を毎日10分2.3回3カ月摂取することで、虫歯菌を1/9に減らす事が出来ます。
1/9って衝撃的ですよね!!
現在キリシトール製品は、ガムやラムネタイプのタブレットだけでなく、グミやチョコレートなどもありとても美味しいです。美味しく虫歯予防も出来て一石二鳥でお勧めです。ヽ(^o^)丿
主な虫歯菌にはラクトバチラス菌という菌があります。
ラクトバチラス菌は、実は悲しい事に、矯正器具(※接着式のもの)を付ける事で3倍!!に増えてしまいます。
(T_T)歯並びを綺麗にしたくて器具を付けているのに、そのせいで虫歯菌が増加してしまうなんて、とても悲しいですが・・・事実です。
この菌は虫歯で治療して歯や、矯正器具など何かが接着している所を住み家にしていて、装置近く治療歯に虫歯を作ります。
治療した歯ばかり虫歯になり再治療するのはこの為です。
実は歯磨き状態が同じでも矯正をすると虫歯になり易くなります。
歯磨きの難易度も上がりますし、虫歯菌も増加している事が原因です。
結局は1本目の虫歯を作らない事、歯ブラシを徹底する事が重要になります。
ですので当院では、歯ブラシ練習に力を入れてご自宅での歯磨きが上達するようサポートさせて頂いております。一緒に楽しく練習して虫歯予防しましょう。