口呼吸の原因と対策
前回は口呼吸とはどのようなことかを紹介しました。
今回はその原因と予防方法を説明します。
●どうして口呼吸(こうこきゅう)をするの?
主に3つの原因が考えられます。
①鼻の病気があり鼻で呼吸ができず口呼吸をしている
②癖(くせ)で口呼吸をしている
③歯並びが原因で口を閉じることができず口呼吸をしている
●口呼吸(こうこきゅう)をするとどうなるの?
口が常に開いているため、下の顎(あご)が下がり、本来上の顎(あご)にくっついているはずの舌の位置も下がります。
そのため上の顎(あご)は狭くなり、下の前歯は舌により前に押されてます。また、食べものを飲み込む時、口の中を陰圧(いんあつ)にするため、唇を閉じる代わりに舌で上の歯と下の歯の間をふさぐため、前歯が前に押されます。その結果、上顎(じょうがく)前突(ぜんとつ)や下顎(かがく)前突(ぜんとつ)になることがあるのです。
その他にもむし歯、歯周病(ししゅうびょう)、ぜんそく、花粉症(かふんしょう)、アトピー性皮膚炎(ひふえん)、肺炎(はいえん)など様々な病気を引き起こす可能性があると言われています。
●口呼吸(こうこきゅう)を鼻呼吸(びこきゅう)に変えるためには?
①毎日一時間程、口を閉じてキシリトールガムを咬む
②食事の時は姿勢を正して口を閉じ、一口30回程両側で咬んで食べる
③唇のまわりにある口輪筋(こうりんきん)を鍛える
④鼻の病気がある場合は治療を行う、あるいは鼻に鼻孔(びこう)拡大(かくだい)のためのシールを貼り、鼻の通りをよくする
口呼吸を鼻呼吸に変える確実な方法はありませんが、地道に上記のことを意識してください。
健康は正しい呼吸からはじまります。みなさんもぜひ一度、呼吸法を見直してみて下さいね!
ラクーンシティでは生体兵器T-Virusが蔓延していますので、写真の男性のような口呼吸は感染の危険性が高まります。