矯正歯科用アンカープレート①
あけましておめでとうございます!歯科医師の木原です。
皆様どんなお正月をお過ごしでしょうか?
今年が皆様にとって良い年になりますようこの場を借りてお祈り申し上げます。
そして今年もさいとう矯正歯科をよろしくお願いいたします!
今回は、奥歯を後ろに動かすのに有効な装置をご紹介したいと思います。
アンカープレートといわれる装置です。
もしくはSAS(Skeletal Anchorage System) と呼ばれることがあります。
「矯正歯科 アンカープレート」で検索すると、かなり衝撃の画像が出てきますので、皆様心してご覧くださいませ…
勇気のある方は検索結果の写真をご覧になったと思いますが、骨についているごつい金属がアンカープレートです!
矯正相談に来てこんなものを見せられるとびっくりしてしまいますね…。
ですからこのホーム・ページで写真は掲載しません・・・
この装置は当院ではつけることはできません。
治療に必要になった際は、大学付属病院口腔外科で取り付けていただくことになります。
そんな大変な思いをしてまでどうしてつける必要があるの?と思うかもしれませんが、このアンカープレート、とてもとても画期的なものなのです!!
このアンカープレートを使用して、上下の歯を全体的に後方に移動することが可能になります。
これまで矯正治療では「奥歯を後ろへ動かす」といった動きはほぼ不可能とされていました。
歯を動かすには力が必要です。奥歯を後ろに動かすには、後ろに引っ張る力が必要になります。
でも奥歯を後ろに引っ張るって…、どこから引っ張ったらいいのでしょう?
また奥歯は大きな歯ですので、大きな力も必要になります。
奥歯を後ろに動かすことは本当に難しいことだったのです。続きは次回・・