謎が多い? 矯正歯科・認定医
横須賀市久里浜さいとう矯正歯科クリニックでは、斎藤伸雄、岡村祥吾、青木香穂3名の歯科医師が、日本矯正歯科学会認定医を取得しています。
矯正歯科での認定医とは?
一般的には、日本矯正歯科学会が決めた所定の研修を終了し、審査に合格した歯科医師に与えられる資格です。
ただし、日本矯正歯科学会以外でも認定医制度のある学会がありますので、矯正歯科認定医は複数存在しているのが事実です。
ここでは、日本矯正歯科学会・認定医について説明しますが、そもそも日本矯正歯科学会とは、何かということを説明していきましょう。
日本矯正歯科学会とは、日本でもっとも古くから活動し、会員数が最も多く、矯正歯科治療を診療する歯科医師であれば、ほぼ所属している学会です。
日本矯正歯科学会以外にも、矯正歯科の学会は他にも複数存在していますが、会員数などの規模から考えても、日本矯正歯科学会が日本の矯正歯科の総本山であることは言うまでもありません。
それでは日本矯正歯科学会・認定医を取得する過程を紹介します。
まず、日本矯正歯科学会が許可した基本研修施設という医療機関で2年以上の基本研修を受けることが必要です。
この基本研修期間は、歯学部付属大学病院の矯正科のみ、認められていますので、歯学部大学を卒業した歯科医師は、大学病院付属の矯正科で、最低でも2年間以上の勉強をすることになります。
歯学部大学を卒業後、歯科医師国家試験に合格して、晴れて歯科医師になっても勉強は続きます。
基本研修では、矯正歯科を学ぶための、講義や実技指導だけでなく、研究活動や、学会参加など、大学付属の矯正科でないと経験できないことが多いので、矯正歯科を志す歯科医師の先生は、必須の研修だと思います。
2年間の基本研修が終了したあとも、日本矯正歯科学会が認定した研修施設で、3年以上の臨床研修が必要です。この臨床研修は、当院「久里浜のさいとう矯正歯科クリニック」でも研修を受けることができます。
3年以上の臨床研修を終えると、ようやく日本矯正歯科学会認定医診査を受けることができ、合格することで、日本矯正歯科学会認定医を取得が可能となります。
日本矯正歯科学会認定医を取得するには、最低5年間の常勤での研修が必要なことと、症例報告を中心とする書類審査と口頭試問を受けるなど、他分野の歯科学会と比較しても、取得が厳しい認定医審査だと思います。
認定医を取得していなければ、矯正歯科診療ができないという法律はありません。
歯科医師免許を取得していれば、矯正歯科診療を行うことができます。
また日本矯正歯科学会ではない、他の学会でも認定医制度がありますが、日本矯正歯科学会認定医をとは、別物だと考えてください。
結論として、日本矯正歯科学会を取得している歯科医師は、大学卒業後も、5年以上矯正歯科の研修を終えて、学会審査に合格する過程を終えているという証明書であるといえます。