パーテーション
近年では、個室診療を取り入れる歯科医院も増えてきました。しかし当院では、あえて完全な個室ではなく、パーテーションによる半個室のスタイルを採用しています。
私は「完全に区切られた個室では、かえって圧迫感を感じたり、スタッフの気配が伝わりにくくなったりするのではないか。それでは患者様が心を開きにくく、私の目指す『わくわく楽しい歯科医院』も創れないのではないか」と考えました。一方で、仕切りが何もない状態では、横の患者様の様子が気になってしまい、これもまた心を開いていただく妨げになります。
そこで当院が選んだのが、「横は見えないけれど、誰かがいる気配は感じられる」、空間の広がりを保ったパーテーションです。個室のような閉塞感を与えず、かといって周囲が丸見えになることもない、ちょうど良い距離感を大切にしています。
一般的なパーテーションは透明感のない分厚い素材が多いのですが、当院のパーテーションはガラス製です。ガラスそのままでは横が丸見えになってしまうため、車の窓ガラスに使われるフィルムと同様のものを貼り、透明感を保ちながら横を見えなくする工夫をしています。
フィルム選びには特にこだわりました。下半分は完全に視線を遮り、上半分は光を通す半透明にすることで、圧迫感のない開放的な空間を実現しています。
個室ではなくパーテーションだからこそ、スタッフが患者様の様子にすぐ気づき、声をかけやすいという良さもあります。何かあればすぐにスタッフが対応できる安心感と、周囲を気にせず治療に集中できるプライバシー、その両方を実現したいと考え、このスタイルにたどり着きました。
患者様からも、「圧迫感がなくて落ち着く」「でも周りが気にならない」と、大変ご好評をいただいています。



