美味しい飲み物には、恐ろしい罠が!飲み物と砂糖の関係
こんにちは!歯科衛生士の高橋です。
毎日蒸し暑い日が続いています。
暑い日には冷たい飲み物や冷たい食べ物が食べたくなりますよね。
熱中症対策として、水分補給をこまめにすることは大切です。
ですが、清涼飲料水やスポーツドリンクには、お砂糖がたっぷり含まれているものも多く、頻繁に飲む習慣がある方は、虫歯の危険性が高まります。
図は飲み物とお砂糖の量を示しています。
甘くておいしい飲み物やアイスは、たくさんのお砂糖が含まれていることがわかります。
むし歯の原因となるのは、「ミュータンス菌」という細菌。
この細菌は、砂糖が口の中に入ってくると、活発に働いて、歯垢を形成します。
そして、歯垢の中で「酸」を作ります。むし歯は、この酸によって歯が溶かされる病気です。
歯垢のpH(酸性度)は、ふだんは中性ですが、砂糖を含むものを食べると、酸性に変わります。
それでも唾液などの働きで数十分後には、元のpHに戻ります。
砂糖を含む間食を食べないときは、1日に3回の食事のときだけ歯垢は酸性になり、それ以外のときは唾液の働きで歯が守られています。
砂糖を含むものを1日に何度もダラダラ食べていると酸性になっている時間が長く、むし歯になりやすくなります。
とくに寝る前に間食すると、寝ている間は唾液がほとんど出ないため歯垢は酸性のままです。
飲み方に注意して虫歯を予防しましょう!
●清涼飲料水やスポーツドリンクを飲んだら、最後の一口はお水やお茶を飲みましょう!
●寝る前に飲んだら必ず歯磨きをしましょう。
●フッ素で歯の質を強くして虫歯予防しましょう。